神戸鹿の子幼稚園

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おはなしのはなし

30年度 11月 おはなしの時間

年長組

おはなし   アナンシと五  「子どもに聞かせる世界の民話」より

絵本     かえるのいえさがし   木はいいなあ

 

アナンシ(時々人間になったり、大きなクモになったりする悪いやつ)が、魔女の呪いの言葉を利用して、まずアヒルのおくさんを、次にウサギのおくさんを食べてしまい、ハトのおくさんも食べてしまうと思いきや、意外な結末に。「ア―ッ」という声とともに子ども達の目が大きくなりました。

 

「かえるのいえさがし」はちょうどこの季節にぴったりの、かえるの親子が冬眠する穴をさがし求める話です。

(この絵本は、絶版で図書室にはありません。公共図書館にはあると思います。)

「木はいいなあ」 身近なところで、木はいいなあと感じられる機会を持って欲しいと思って読みました。

年中組

おはなし   ふしぎなたいこ(同名の絵本より)

絵本     アンガスとあひる   まいごのアンガス   かいじゅうたちのいるところ

「ふしぎなたいこ」は日本の昔話です。  げんごろうさんの鼻がどんどん高くなって 空の白い中にはいってしまう様は、どの子もよくイメージできているようです。その後の展開にちょっとついていけない子もありますが、絵本を見せるとよくわかるようでした。

 

アンガスの絵本では、主人公のアンガスの好奇心や冒険する気持ちに共感できるのでしょう。とても熱心に聞いて楽しみました。もう1冊「アンガスとねこ」も家庭で楽しんで下さい。

30年度 10月  おはなしの時間

年長組

おはなし   ・三まいのお札  「ついでにペロリ」より

絵本     ・わにがまちにやってきた

「3まいのお札」は、おにばばが出てくるので、やはり、怖い話なのだと思います。お札が、身がわりになってくれたり、砂山と川になって助けてくれるところは、想像しながら聞いているのがわかります。リズムのある雨だれの音や、おしょうさんのとなえ言葉も耳に残るでしょう。

 

「わにがまちにやってきた」の文は、おはなしというよりは、ナンセンスな詩のようです。ワーニ・ワニーイッチ・ワニスキーやワーニャ・ワシリョークが登場します。迫力満点のわにの絵も秀逸で楽しいです。

 

年中組

おはなし   ・世界でいちばんきれいな声 「ヴァイノと白鳥ひめ」より

絵本     ・いたずらきかんしゃちゅうちゅう

おはなしは、子ガモが子ネコや子犬、小鳥、雌牛と次々に、その鳴き声を真似するのですが、うまくいえず、悲しくなるのですが、子ども達にとっては、その真似した声がおかしくて、笑ってしまって、子ガモの悲しい気持ちに共感しにくかったかもしれません。でも、お母さんガモのように「クワッ!クワッ!」と鳴けた時には、「あーよかった」と安心した表情の子もありました。

 

「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」では、1ページ目から集中して聞けるクラスには、やはり機関車大好きな男の子がいるようでした。ちゅうちゅうの暴走ぶりと、その後の時間での様子など、力強い絵で描かれています。

 

30年度 9月 おはなしの時間

年長組

おはなし  ・ひなどりとネコ  「子どもに聞かせる世界の民話」または「子ども世界の民話 下」

絵本    ・つきのぼうや  ・くらやみのゾウ

どのクラスも集中しておはなしを聞いていました。ひなどりが、ケーキを一人で全部食べてしまったところではっとなり、ネコがやって来ると、いよいよ緊張感は高まり、後半でひなどりが、くしゃみをしたいと言い出すと、ほとんど全員がドキッとして一瞬シーンとなります。大きなくしゃみが出た時の驚きと、ネコが逃げ出した結果に「よかったやん!」と声が上がりました。

 

9月はお月見にちなんでいつも「つきのぼうや」を読みます。それぞれの場面を絵をよく見てたのしみます。今年は、読み終えたとたん「信じられる

話してよー」と言った子がありました。

 

年中組

おはなし   ・おだんごぱん 「絵本 おだんごぱん より」

絵本     ・ポケットのないカンガルー ・くらやみのゾウ

おだんごぱんが何度もうたう歌は、とてもリズムがあり、特にメロディーをつけてうたうわけでもないのですが、とにかく歌いだすと、どのクラスでもゲラゲラ笑ってしまって、はなしが進められないこともありました。そんな時には、必ず、クラスに一人は「やかましい!」「聞こえへんやんか!」と声をあげる子がいて、やがてきつねに会っておだんごぱんがうたう時には、もう誰もゲラゲラ笑わなくなります。と同時にきつねに食べられるのでは・・と不安になってきます。結末は、昔話(ロシア)としてはめったにない終わり方ですが、子ども達は一瞬あぜんとして、すぐに「そうやとおもったー」といいます。

「ポケットのないカンガルー」はおなかにポケットがないお母さんカンガルーが、子どものケイティのためにすばらしいポケットをみつける話です。

秋と言えば「読書の秋」「食欲の秋」ですね。図書室の壁にいろいろな食べ物の本を紹介しています!

毎週 水曜日 9時から10時30分まで図書室を開館しています。たくさんの絵本を読んであげてくださいね。

 

 

 

 

30年度 7月 おはなしの時間

年長組

おはなし  三びきのクマの話「イギリスのアイルランドの昔話」より

絵本  くいしんぼうのはなこさん  だるまちゃんとかみなりちゃん

「三びきのクマの話」は女の子がクマ達の家へはいり込む話として知っている子もいましたが、この話では小さなおばあさんが侵入(!)します。大・中・小のクマ達のどんぶりや、いす、ベッドを子ども達は想像しながら聞いているのがよくわかります。後半で、おばあさんが見つかるぞーと予想しながら、ちょっとスリルを味わっている子もいました。

「くいしんぼうのはなこさん」では、おいもとかぼちゃのガスでふくらんでしまった はなこ(子牛)の姿と「はれつしそうなの・・・」というはなこの言葉に子ども達はとても心配します。

 

 

年中組

おはなし  ありこのおつかい

絵本  ももたろう だるまちゃんとかみなりちゃん

ありのありこが、かまきりのきりおに飲み込まれ、きりおはむくどりのむくすけに、むくすけはやまねこのみゅうに、みゅうはくまのくまきちに、次々に飲み込まれていき、後半では逆に次々と口から出てくるというおはなしです。

それぞれが叫ぶ言葉「ばかー、とんちきめ、わるもの」が繰り返されることや、先が予想できるおもしろさを楽しめるといいのですが、まだよくわからないなぁー?という子も多くいました。絵本で是非、親子で何度も楽しんでもらいたいです。

「ももたろう」は知っているようで、ちゃんとは知らない昔話かもしれません。類話もいろいろあります。昔話集も図書室にはありますので,読んであげて下さい。

 

30年度 6月 おはなしの時間

年長組

おはなし:山のぼり「いやいやえん」より

絵本:たんぽぽ

ちゅうりっぷ保育園の子ども達の話が、何話かはいっているのが「いやいやえん」です。その中の、山のぼりという話では、ばら組のしげるが「絶対に登ってはいけません」といわれていた山に登ります。その前に しげるは、〇〇してはいけませんといわれていたことをしています。聞いている子ども達は、ずっと、しげるに「そんなことしたらあかんのにー」と言いつづけます。さて、してはいけないことばかりするしげるはどうなるのでしょう。

この話は子ども達が全く、気をそがれることなく集中して聞き楽しむ話です。

他の話ーくじらやおおかみも出てくるーを是非 読んであげて下さい。

「たんぽぽ」身近な植物の不思議を発見できるノンフィクションです。

 

 

年中組

おはなし:あなのはなし 「なまくらトック」より

絵本:ひとまねこざるときいろいぼうし  ちいさなヒッポ

「あなのはなし」は先月、年長組にも話しました。やはり1年の差は大きいのか、年中組では「何のことかわからんわー」といった感じの子が半数以上。言葉のくり返しにも気付かないようでした。

「ひとまねこざるときいろいぼうし」はアニメのおさるのジョージで知っている子もいましたが、このシリーズは是非、絵本で読んでもらって楽しんでもらいたいです。

「ちいさなヒッポ」は、じっくり絵も見て楽しみたい絵本なので、家庭でたっぷり読んであげて欲しいです。1回のおはなしの時間だけでは、まだまだ理解できない子が多かったようです。

 

図書室より

今回紹介したおはなし、絵本は幼稚園の図書室に置いてあります。その他季節に応じた絵本も棚の上に飾り紹介していますので 是非読んであげてくださいね。

第4回 かのこ学級のご案内「親子で楽しむ絵本」

平成30年7月12日(木) 12時45分~13時45分ごろ

神戸鹿の子幼稚園 別館 にて芦田 悦子先生(おはなしの先生)による「おはなしの時間」を体験できます。

当日参加、園外参加、小さなお子様連れの方の参加も可能です。  ご興味のある方 是非ご参加ください。

30年度 5月おはなしの時間

年中組

絵本   「ととけっこうよがあけた」 「ちいさなねこ」 「三びきのやぎのがらがらどん」 「ティッチ」 「ペンギンたいそう」

図書室に初めてやってきた来たので、皆、初めは落ち着かず、緊張していました。

「ととけっこうよがあけた」はわらべうたで、くり返しを楽しみました。

「ちいさいねこ」「三びきのやぎのがらがらどん」はしっかりとしたストーリーで、集中して聞いていましたが、まだまだ全体を把握できていない感じがありました。

是非、家庭で何度も読んであげてください。何度かくり返し読んでもらうことで、より楽しめるのだと思います。

 

年長組

おはなし   あなのはなし

絵本    「おふろだいすき」

「ガンピーさんのふなあそび」

ナンセンスな「あなのはなし」は前半は、くり返しの言葉に「またやー!」と言ったり「・・・おおかみだってこわくない」という言葉に、「いやいや、こわいでぇー」と隣の子に言う子もいました。おおかみが出てくると、やはり食べられてしまうので、こわそうにしているが、穴がおおかみを飲み込んでしまう結末は、意外なのと、安心したのとで、ある子は手をふりまわして「こんな大きなあなや!」と立ち上がって叫びました。

「おふろだいすき」は、すぐにすんなり楽しめる子もいれば、なんで?おふろにペンギン?と首をかしげる子もいます。でも次々に現れる大きなかばやクジラにはびっくりで、「めっちゃ大きいふろやなー」と感心します。

「ガンピーさんのふなあそび」は「なんでふねやのにふなあそびなん?」と聞いた子がいました。しっかり言葉に耳を傾けていると、つくづく思いました。

 

 

☆図書室ご利用ください☆

毎週水曜日 9時から10時30分 まで

1人10冊まで 2週間  借りることができます。

 

2月のおはなしの時間

2月のおはなしは年長組のみ行いました。

おはなし:がちょうはくちょう 「おはなしのろうそく27」東京子ども図書館より

絵本:ハリーのセーター

にいさんといもうと

 

ロシアの昔話「がちょうはくちょう」

始まりのところでマーシャが弟のイヴァーヌシカのお守りを両親から頼まれていたのに、弟を置いて友だちのところへ遊びに行ってしまいます。もうここで、「えーっ」と声を出す子もいれば、口へ手をあててすくむ子もいて、この先の不安を感じて話に引き込まれていくのがよくわかります。さらわれた弟を探して駆け回るマーシャと一緒になって、ハラハラドキドキを体験できたのではないかと思います。

 

「ハリーのセーター」

ハリーのセーターには、おなじみのどろんこハリーが登場します。ハリーは、プレゼントにもらったばらの模様のセーターが気に入らなくて、何度も捨てようとしますが・・・。

 

「にいさんといもうと」

兄さんが妹をからかい、そのたびに妹は泣き出します。でもほんとはそんないじわるはしないのです。兄さんのいる女の子には思い当たるふしがあったようでとても納得していました。

 

1年間で年長組は7つ、年中組は5つのおはなしを楽しみました。2年間(年中と年長)を通して、子ども達はとてもよくおはなしが聞けるるようになります。ことばを聞くだけで、その情景を自分なりに想像し、主人公の気持ちを感じることができるようになります。

小学校へ行っても、家庭で是非、絵本を読んであげて下さい。また、おはなしは昔話集からいろいろ読んであげるといいと思います。

 

10月お話の時間

<年長組>

おはなし:なぞなぞすきな女の子

絵本:なぞなぞえほん①②③

「なぞなぞすきなすきな女の子」(松岡京子作)は、自分で読むなら小学校の1.2年生向けの幼年どうわと呼ばれるものです。でも、おはなしとして耳から聞くのなら、年長組が充分楽しめるものです。子ども達は、なぞなぞが大好きです。主人公がオオカミに問う“なぞなぞ”の答えがすぐにピンときて分かる子どももいれば、オオカミと一緒に考え込む子もいます。

「なぞなぞえほん」はとても人気があって、すっかり答えを知っている子もいました。なぞなぞの問いかけをしっかり聞いて、イメージできると答えはすぐに分かるでしょう。ご家庭でも親子でなぞなぞを楽しんでみて下さい。

 

<年中組>

おはなし:おだんごぱん 瀬田貞二訳の同名絵本より

絵本:ひとまねこざる

バルバルさん

「おだんごぱん」は、おだんごぱんが何度もうたう歌が楽しいですが、クラスによってその楽しみ方が色々でした。笑い出すクラスもあれば、ニヤニヤしながら聞いている子が多いクラス、一緒に声を出してうたい出す子のいるクラスなど…。でも、きつねに出会って、きつねの鼻先でうたう時には、皆シーンとなって、これはいよいよ食べられてしまうと緊張感がありました。

ひとまねこざるのシリーズ(大型本)は、いつも集中して聞ける絵本です。6月に読んだ「ひとまねこざるときいろいぼうし」の続きで、ジョージが動物園から逃げ出すところから始まり、足を折って入院まで、ハラハラさせられます。

「バルバルさん」は床屋さんです。ライオンやワニ、ヒツジなどの動物がお客さんです。

 

図書室では、昔話の絵本や本を特集しています。秋の夜長にゆったりと親子でむかし話を是非読んでください。

9月お話の時間

<年長組>

おはなし:三匹のクマの話「イギリスとアイルランドの昔話」より

絵本:月へミルクをとりにいったねこ

つきのぼうや

 

 

三匹のクマとは、ちいさいちっぽけなクマ、中くらいのクマ、とぅても大きなクマです。この、小・中・大の対比の言葉が、どんぶりやいす、ベッドにも繰り返し使われ、その言葉のリズムを聞き、子ども達は楽しく素話を聞きます。そして、繰り返される行為も、聞いている子どもは予測できますから、話に引き込まれていきます。おはなしをよくイメージして聞くことができます。

絵本は9月をイメージのお月見にちなんで、月が出てくるおはなしを…と思い、この2冊を選びました。

「月にミルクをとりにいったねこ」では、月なんかへいかれへんわー!と言っていた子どもも、途中からはねこと一緒に月を追いかけていました。

「つきのぼうや」は細長い絵本の形状が、まず気を引きましたが、結末に納得したかどうかはちょっと分かりません。何度も読んであげたい絵本ですね。

 

<年中組>

おはなし:ありこのおつかい

絵本:いたずらきかんしゃちゅうちゅう

よるのおるすばん

「ありこのおつかい」では、ありのありこがお使いの途中で、かまきりのきりおに飲み込まれ、きりおはむくどりのむくすけに飲み込まれ、むくすけは…と次々に自分より大きなものに飲み込まれていきます。その時、それぞれが「ばかー、とんちきめ、わるもの」と叫んで飲み込まれ、叫ぶのをやめません。子ども達は、この叫び声に驚き、笑い声をあげ楽しみました。

絵本「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」は、迫力ある絵に子ども達はひきつけられます。ちゅうちゅうの暴走は子ども達の心をとらえ、動けなくなってしまったちゅうちゅうへの共感はどの子どもの心にもあったと思います。

 

毎週水曜日9:00~10:30 図書開館を行っています。たくさんの本に触れられるよう、たくさんの方のご来館おまちしております。

6月お話の時間

<年中組>

おはなし:あなのはなし「なまくらトック」より

絵本:ねずみのほん①~③

ひとまねこざるときいろいぼうし

 

「あなのはなし」は年中組が初めて聞くおはなしです。くつ下にあいた”あな”は想像できたようです。その”あな”がぶらりと外へ出かけ、ドーナツ、カエル、ツバメ、ヒツジと次々に連れだっていく繰り返しを楽しんだ後、オオカミの登場には、緊張していました。話の流れにまだついていけない子もいたようです。

「ねずみのほん①~③」は問いかけの言葉にみんな元気よく答えながら楽しみました。

「ひとまねこざるときいろいぼうし」はなんといってもどの子も集中してとてもよく聞く絵本です。シリーズ(大型絵本)で続きがありますので、どうぞ家庭で親子で楽しんで下さい。

<年長組>

おはなし:やまのぼり「いやいやえん」より

絵本:ゆかいなかえる

おはなしは「いやいやえん」(中川李枝子作)というおはなしの本からの一章です。話の始まりから、子ども達が想像できるあかい山のりんご、きいろい山のバナナとおいしいものがでてくるので、すぐに引きこまれて聞き入ります。しげるの行動にびっくりしながらもどうなるんだろうと子ども達はおはなしの最後までしっかり聞いて、「あー、おもしろかった!」と満足します。家庭で是非、他の章も読んであげて下さい。

「ゆかいなかえる」は、この季節にぴったりのかえるの楽しい生活を、リズムある言葉と美しい色彩で描かれたユーモアある絵本です。

 

芦田 悦子